事業計画
令和6年度事業計画
- 組織を取り巻く情勢
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農業は様々な自然環境のもとで、消費者に農産物を供給する生命産業である。我々青年農業者は、我が国の生産条件の中で最大限消費者の期待に応えるという自負を持ちながら、農産物の収量・品質の向上と経営力向上に日々挑戦している。
しかし、農業を取り巻く環境は、円安やロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ紛争等の影響を受け、燃料、肥料・飼料などの生産資材が高騰し、農産物価格も低迷するなど厳しさを増している。作目に関係なく農業経営は多大な影響を受けており、我々青年農業者が現場から影響緩和や経営支援の声を上げていかなければならない。
一方、JA青年組織においては、令和5年5月の新型コロナウイルスの5類への移行によって組織活動を制限なく行える環境となったにもかかわらず、活動の縮小、組織基盤の弱体化が顕著な組織もある。また、新規就農者や営農法人等の従業員など盟友の新規加入候補者がいるにもかかわらず、新規加入が少ないことから、農業者から見た私たちの組織の魅力が乏しい、あるいは組織の存在感が弱いことを認めざるを得ない。
以上を踏まえて本協議会では、農業・社会情勢を把握し、農政運動の展開、将来のJA経営参画に向けた人材育成、そして、食と農を基軸とした活力あるJA青年組織活動の推進を目指し、未来ある農業の実現、時代の農業者の環境をより良いものにするため努力していく。
- 基本項目
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- 本協議会は、重点実施事項である1.提言の実現を目指す農政運動の展開、2.JA組織への経営参画に向けた人材育成、3.JA青年組織活動の活性化の取り組みについて、活動計画に基づき実践する。
- 重点実施事項
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- ①提言の実現を目指す農政運動の展開
(1)富山県青協版ポリシーブックの改訂および更新の徹底
(2)ポリシーブックを活用した要請活動の実施
- ②JA組織への経営参画に向けた人材育成
(1)県青協、各単協の経営を担う次世代のリーダーを育成
(2)JAグループへの理解・結集に向けた勉強会の実施
- ③JA青年組織活動の活性化
(1)盟友数の増加
(2)単組青年組織の情報発信力の強化
(3)各種団体との連携、情報交換
(4)JA青年組織の実態調査および持続可能な組織体制の確立
- 具体的実践事項
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- ①提言の実現を目指す農政運動の展開
(1)富山県青協版ポリシーブックの改訂および更新の徹底
- ポリシーブック「個人・青年部の取り組み事項」を実践する。
- ポリシーブック研修会の開催、定期的な見直しを行う。
- 単組版・単組支部版ポリシーブックの作成を推進する。
(2)ポリシーブックを活用した要請活動の実施
- 国会議員、青年議員、富山県農林水産委員会等と意見交換会を開催する。
- 県、国会議員、JAへの要請活動および政策提言を行う。
- ②JA組織への経営参画に向けた人材育成
(1)県青協、各単協の経営を担う次世代のリーダー育成
- 代表者会議等を開催し、定期的に学習活動の機会を提供する。
- JA経営の参画に向けて、理事会等に参加する。
- 全青協主催のJA経営セミナー、リーダー研修会に意欲的に取り組む。
(2)JAグループへの理解・結集に向けた勉強会の実施
- JAグループの事業や協同組合の理念について、学習を通じて理解を深める。
- 日本農業新聞や地上と連携した取り組み、普及活動を推進する。
- ③JA青年組織活動の活性化
(1)盟友数の増加
- 次世代を担う新規就農者や営農法人従業員、集落営農組合の構成員等の加入を促進する。
- 富山県産農産物のPR活動に積極的に取り組む。
- 青年大会にて活動発表を行う。
(2)単組青年組織の情報発信力の強化
- SNS等を通じた情報発信、動画作成等の技術向上を目的とする研修会を行う。
- 本協議会のPR動画を作成する。
(3)各種団体との連携、情報交換
- 富山県青年農業者協議会との研修会、大会へ相互の参加を図る。
- 女性部と食・農の価値を伝えていく。
- イベント等での食育、食の安心安全運動に参加する。
- 各種団体や県内農業高校との農商工(校)連携を進める。
(4)JA青年組織の実態調査および持続可能な組織体制の確立
- 単組青年組織の概要などの調査を実施する。
- 単組・地区青年組織活動への支援事業の実施
- 組織の持続的な発展に向けたJA県青協規約等の改定を検討する。